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かけがえのないもの
10月の初めの日本は思ったより暑かった。

私が駅に着いたとき、
お迎えの妹の車をキョロキョロと捜していると、向こうのほうから
「おばちゃ~ん!!」

なんだ!なんだ?!
向こうから走ってくるのは、ひょろり~んとした、でも聞き覚えのある声の持ち主
それは・・・。
そう、彼はもうあのちっこい甥っ子ではなかった。

「おかえり~!!」
おお!!笑うとなくなるその目は・・・そのまんまだな(笑)

前に会ったのは5歳のときだもの
今、7歳の彼は、確実に成長していた。
こどもって早いな、すごいな。

話したいことは、もう山のように積もってて、車の中は喋りっぱなし!
あの頃より、いろんなこと、話せるようになったんだね。

うちに着くと、
「おばちゃんのスーツケース重いねぇ、何が入っているの?」
彼はもう、私が何をNZから運んできたのか、目をキラキラさせていた。

山のようにあるお菓子を前に
「わぁ、すごい、すごい!どれから食べようかな~♪」   うふふ

いつまで・・・。

いつまで、こうした無邪気な彼を見られるのか・・・
一番かわいいときを一緒にいられない自分が、とっても悲しかった。

そして今日、彼はまたひとつおにいちゃんになった。
by moana_nz | 2005-11-11 11:11 | ひとりごと
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