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ある日とつぜん

興味を持って観察してるわけじゃないけど、お隣りさんの様子がどうもおかしいんですよ。
先週のある日、外で洗濯ものを干していると
庭に括り付けてたこどものブランコを奥さんが外してる。 ん?
その後、洗濯バサミをかき集まる音がして、
え、お引越し?! もう?!?
と思っているうちに大きなトラックが来て、ぶる~ん。

え、だって・・・
去年のクリスマス前くらいに引っ越してきて7~8ヶ月でしょう、
ふ~ん。
さすが、引越し魔のキーウィだわね。 
 
でも私はちょっと内心、ホっとしてしまったの。
だって、一日中カナキリ声で叫ぶ小さな女の子と、異様に泣き叫ぶベイビーにはウンザリしてたから。 まだ若いこのお母さんがぜんぜんお構いなしで、お昼間に来てるナニーも面倒見てるんだかどうだか・・・
まあとりあえず、平和な日々が戻ってきたことは確かだな♪なんて思っていたんですね。




なのに。

誰かまだいるの、夜になると電気がつけられて・・・
どうも、ご主人がまだいるようなんですよね。 そっか、最後の後片付けしてるのね、と思っていたのは2~3日、もうあれから1週間以上は経ってるし。

むむ、、 きょうの朝は洗濯もの干してるよ?!

これは、ひょっとして・・・  ひょっとしたら、奥さんが出て行っちゃったってこと?!!

仕事から帰ってきたトトロに話すと、
「奥さん、ロシア人じゃなかった?」 などとわけわからんことをいうので、何かと思えば。

いつだったかの新聞に載ってた、" ロシアンメールオーダーブライド " の話し。

ネットでやっと見つけた、きれいでやさしい女性。
冬の寒いロシアまで会いに行って、やっとのことでNZまで連れてくることができた。

そして、その後、晴れて結婚。
世話好きな奥さんと、かわいらしいこどもの笑顔、幸せな日々。


それがある日。 

旦那が仕事から帰ると、唖然・・・。 

家の中はもぬけのから! 家具も車も、銀行口座さえも全部きれい空っぽ!

こんなケースが後を絶たないそうです。
2~3年一緒に暮らしてるのはまだ良い方で、ビザが取れた途端に消える女性もいるとか。
とにかく自国から脱出するために必死で、それまでは至れり尽くせり。
純粋なキーウィの男性たち、実際、写真を見たらみんなすごく綺麗だもの、コロっといっちゃうよねぇ。 騙されたとわかっても中には絶対、真剣に結婚相手を探してる女性がいるはずだって、再びこのメールオーダーに手を出してしまう男性もいるんだとか。

こどもの親権問題や金銭面での争い、あの幸せな日々のなか、誰が想像したでしょうか。
ちょっとショッキングな話しだったので覚えてました。

でも。 
まさか、お隣りさんがねぇ、いや、奥さんはキーウィでしたから。(苦笑)
by moana_nz | 2007-05-19 22:25
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