無いものは自分で作るしかない・・・! いや、あるんですけどね、、 ほら買うと高いし。 漬けものって無ければないでそれで済むんだけど、 ときどき、どうしても無性に食べたくなるんです。 昔は、おばあちゃんが大きなタライの中に白菜をいっぱい並べて、そこに塩や唐辛子、昆布なんかも入れて漬けてたのを思い出します。 ちいさかった私はその横をうろちょろして 大きな丸い漬けもの石や、年季の入った木の蓋なんかもちゃんと覚えています。 その頃、おじいちゃんが勤めていた小さな醤油工場(こうば)で作る、木の樽に入ったお醤油。 うすい茶色でまろやか、旨みがあってこれがおばあちゃんの漬けものにぴったりでした。 その後、何年かしてその小さな工場も閉鎖されて・・・ あの頃は当たり前のように食べていたけれど 今となっては、幻の組み合わせとなってしまいました。 季節ごとに旬の野菜で、おばあちゃんがせっせと漬けていたのでいつも食卓にあるものだったんですよね。 だから最初にお店で買ったときはなんかおかしな感じでした。 最近ではほとんど食べなくなって、それでもときどきどこかの国で作った安いたくあんがあると気まぐれに買ったりして。(ヘンな日本語が書いてあるのが気になるんだけどね) 漬けものを作る器具があったらなぁ、と何度も思っていたところ、 先日こちらにある日本情報誌をペラペラとめくっていると、ジップの付いた袋で作る漬けものが載っていたので、早速作ってみたくなりました。 それにちょうど、近所のオーガニックのお店で蕪をみつけて(嬉♪) 同時にぼてっとしたグリーンキューカンバーもパリパリして日本のものに近い水分の少ないもの。 まずは冷蔵庫にあるこのふたつで試してみましょうか。 味噌漬けは みりんやお醤油も少し加えて きゅうりの皮がしっかりとしていたので 味がしみやすいよう小さくカットしました。 こちら醤油漬けは 唐辛子にぶじっこ、少量の醤油それにめんつゆを加えて 昆布を入れるのはおばあちゃんの真似っこをしてみたんですけど、ふじっこがほんの少ししか残ってなかったのね、、 一晩で出来るって書いてあったけど、多分2~3日置いたほうがいいかもねと思いながらも 我慢ができず、次の日袋を開けてみると・・・ あら、良いカンジ♪ 重しがなくてもできるのね~ ちょっと半信半疑だったけど 早速ごはんを炊いて。 日本のお米がいいなぁと思いながらも、そんな都合よくあるわけがないのでスーパーで買ったショートライスね。 洗って水加減をしたところへ少しばかりのオイルを垂らす。 こうするとちょっと物足りないお米も艶やかに炊き上がっておいしくなるんです。これはこちらに来たばかりの頃、シェフの方から聞いた小ワザ。 炊きたてほかほかごはんに、ぱりぱり、ぽりぽり。 気づいたらもう2杯めのごはんを平らげていました(笑)、久しぶりだからつい食べ過ぎてしまいますね~ これちょっとヤミツキになりそうです。
by moana_nz
| 2007-08-03 12:30
| 手づくり
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海と空が好き
New Zealandから
私のキョーミ深いもの
by moana
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